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たまゆら~hitotose~ 第7話「竹灯りの約束、なので」感想

灯篭に思いをこめて。
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竹原の町並みを竹灯りで照らす実在するイベント「憧憬の路」。
しかし天気はあいにくの雲色空模様…

晴れを祈願して照る照る坊主を作る皆。
さよみ姉さんの描いた分が恐すぎる。首吊り坊主か!

イベントの準備で聞こえる竹の音、ロウソクが灯る匂い。
美味しい物を想像してお腹で感じるのはのりえ。
お祭りには色々な楽しみ方がありますよね。楓はももねこ様撮影・・・はいつもの事かw

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楓にとって竹原に帰ってきてから初めての憧憬の路で、父との良き思い出の行事。
夜景のライトアップが楽しみな人、それに乗じて告白しようとする人。色々な人が楽しみにしてるのが伝わってきます。
OVAで出てきた人達も登場しましたね。千和ー

しかし、誰も望んでいないのに降り出してくる雨。
降り出す雨と物静かなBGMで何とも言えない気持ちになってきます。


小さい頃の楓と、楓父を知っている女性・昌子と思わぬ再会。
楓父の死を知らない晶子はその事に触れてしまいますが、自分は大丈夫だと言う楓。

自分は大丈夫だけど、父の死を知らない人へその事を伝えるのは、悲しい気持ちになるんでしょうね。
聞いた人を悲しませてしまうし、他人の中に生きている父を失ってしまうような気がして…思い出は楽しいままであってほしいよね。

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のりえとこまちの賑やか要員+香ちゃんで雰囲気が明るくなるも、その後は止まない雨で空気はしんみり。
楓と再会した特別な年の憧憬の路なのに、雨が降って悔しいと話すかおる。
こういう悔しさって、本当に気持ちのやり場がないですよね。


楓「お父さん、私カメラまた始めたんだよ」
父親の夢を見て、色々伝えたかった事を伝える楓。夢の中で繋いだ手はとても温かくて―


楓が起きると雨は止んでいました。
ほんのり灯をともす竹の明かり。幻想的なその風景は天国に近づけているかもしれません。

灯篭に書いた昌子のメッセージ「あなたと過ごした時間、ずっとずっと宝ものです。ありがとう」
楓父の死を知って悲しいけれど、昌子にとって楽しかった思い出は宝物。
そのメッセージは天国へきっと届いた事でしょう。

思い出は宝物として輝き続ける。知った後でも、変わらないものはある。

楓は昌子のメッセージを見て、自分の父に宛てたものだと気づけたかは分かりませんが…
灯篭のぼんやりとした明かりに思いの込められたメッセージと、仲良しの友人達に囲まれて温かい気持ちになれたのでした。




おまけ
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「憧憬の広場」入口

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近くに『がんばろう!とうほく』が書かれた竹細工もありました。

竹原いいトコ一度は行くべし!

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