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あの夏で待ってる 第10話 「先輩と僕らの。」 感想

ぼくらの。
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前回、ようやく想いが通じて付き合いだした海人とイチカ。
一つのシーツに包まれてアツアツのお二人。
夏でピッタリくっつくなw 見てるこっちが暑い。暑々だよ!

恋人同士になった2人を優しく祝福する檸檬先輩。
檸檬先輩はお祝いにと、笑顔でトンデモナイものを差し出してきた

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コ、ココ、近藤さん!?

ナニをしろと言うんディスカー檸檬先輩はぁああ!
きっとジャングルかどこかで水筒をなくした時に使うんだ。水が1リットルも入るからな。
有り難く頂戴する海人であった、まる。


柑菜の気持ちを知っていたのに、どうして映画撮影にイチカを誘ったのかと哲郎にずばり切り込む美桜。海人と柑菜、海人とイチカ。「どっちも応援しようとした」と返す哲郎。

どっちつかずの中途半端な哲郎。
海人と柑菜を応援したいという思いは嘘ではないけど。海人とイチカが付き合えば柑菜がフリーになって、もしかしたら…という気持ちも心の何処かにあった。
それが、ずっと哲郎を見てきた美桜には分かっていました。

美桜「言いたいこと言えよって、私にそう言ったの哲郎君でしょ」

黙っている辛さが分かる美桜だから。自分に蹴られる痛さを知っている美桜だから。
少し責めるような形にはなっているけれど、哲郎の背中を押す美桜。
哲郎が自分にそうしてくれたように。

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電話で、柑菜の気持ちを考えていないかのような態度の海人に苛立ちを覚える哲郎。
が、美桜にも言われたのと同じ「ちゃんと言わなくちゃ」という海人の言葉にはっとさせられます。

そして柑菜に想いを告げる哲郎。
カッコ悪くてもいい、伝えることに意味がある。そうすることで人は前に進める。
「ようやく言えた」という哲郎の顔が全てを物語っていると思います。

この哲郎の告白って、柑菜を後押しする意味も込められているんだと思いました。

自分の気持ちを海人には伝えず、黙って海人とイチカを見ていようとする柑菜。その柑菜に、伝えることの大切さを教えることが出来た哲郎。
海人を好きで真っ直ぐな柑菜が好きだから、真っ直ぐでいてほしいから…
ようやった、哲郎

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背中を押された柑菜も海人へ想いを告げます。結果はもちろんフラれたけれど、意味のある告白。

そうして、柑橘類の果物のような甘酸っぱい一夏の思い出の物語はいよいよクライマックス。イチカのお姉ちゃんがやってきてどうなる?イチカの探している場所は、映画撮影の行方は―



今回は皆が気持ちを押し出すように、美桜⇒哲郎⇒柑菜⇒海人と押し出す構図が良かったですね。
向きに迷いを見せていた矢印が、本来向くべき方向へピシっと真っ直ぐになってスッキリした気持ちに。
それではラストスパート、いってみまっしょい!

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