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Fate Zero 第20話「暗殺者の帰還」感想

筆舌に尽くし難し。
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アヴァロンを切嗣に返すアイリ。最期に、だなんて。そんな悲しいこと言うなよ…
自分が見ることのできなかった世界をイリヤに見せてあげて、とも。
愛する者が目の前で人としての役目を終えようとしている所を見守る切嗣の心中たるや如何に。


ウェイバーの物言いがマスターとしての成長を思わせ、嬉しそうなライダー。
泣いて喚いて気絶してた事もあったウェイバーだけど、これまで死線潜り抜けてきたからね。覚悟も固まるってもんさ。

寝袋に包まったウェイバーはイモ虫みたいで可愛く、殺伐としてきたFateZeroの癒しタイム!ん?そういや、これも虫か。


今回は臓硯ジジも出て来たし、やっぱり蟲アニメ!
救いたい桜の魔力・純血によって生かされる雁屋…縛られた雁屋おじさんの純ケツを啜る薄い本とかありそうですね!
もう最低ですよ、こんな事を思いつく自分自身が

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久宇舞弥はいわゆる少年兵だった。
幼い頃から銃を持たされて武器としてしか機能しない、外見だけが人間。人じゃない"物"。

そんな舞弥を拾ったのが切嗣。
切嗣がどんな経緯で舞弥と出会ったのかは分かりませんが、指先と心を切り離している舞弥と自分とを重ねたんでしょうか。


アイリは切嗣の理想を理解しきれてはいないけど、勝って聖杯戦争そのものを終わらせて欲しいと本心から願う。
全てを与えてくれた愛する夫との間に出来た、愛する娘の為に。母として、子に未来を残したい。
『あげたかったのは、未来で―』


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ライダー奇襲で、切嗣の令呪発動シーンは超格好良くて身震い!
が、間に合わず…攫われてしまうアイリ。そして舞弥、死す。
切嗣がセイバーに初めて口を利いたと驚く間もない怒涛の展開でした。

舞弥の今際の際、涙を流しそうな切嗣。
しかし、泣いたらダメだと舞弥。昔の切嗣に戻ったんだから、と。



人としての生き方を忘れ、物だった舞弥。
そしてアイリも物だった。二人は似ていて、その両方を愛した切嗣。
昔に戻ったように見えた切嗣だけど。
冒頭のアイリに対しても、舞弥に対しても必死に気持ちを押し殺しているよね。

自分の気持ちを殺す。気持ちを止める。
時間操作の魔術で、それが出来たらいいのに。


そんなことを思ったFateZero第20話でした。
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2012-05-21 00:28 | カテゴリ:Fate/Zero
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