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戦国コレクション 第8話「Regent Girl」感想

なんだろう、この感じ。
今回の感想を書く事に対して"すごく試されてる"感がする。
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お伽話「おむすびころりん」よろしく、転がったむすびを追いかけて穴に落ちてしまう秀吉。
その穴は異世界への入り口。落ちた先には白米を食べて涙するお米さん、さらにその先には秀吉を歓迎する大勢のお米さん達が。
何を言ってるのか分からねーと思うが、自分もどう書いていいのか分からねぇんだ。

意味は分からないけれど、信長様がいらっしゃるんならきっとそこは天国なんだろう。


秀吉は、この信長は自分の夢の中の存在だと言う。
信長は、秀吉こそが自分の夢の存在だと言う。

つまり秀吉の中にいる信長の心であり、信長の中にいる秀吉の心でもあるわけね、なるほど。わからん
多分ここは両者の心が補完された空間なので、どちらも本物なんだと思います。バルーン信長も、バルーン秀吉も心の中で変化する両者の有り得る姿。
え?やっぱり意味が分からない? 信長「細かい事は気にしないの」


お米さんに向ける信長様の興味なさげ~な顔つきが良い!
「あきたこまち」は、どれ?と突然、米に試される2人。どうやら真の白米好き=救世主らしい

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お米達とは初対面だから分からない、と若干的を外したツッコミを入れて切れる信長様が可愛い。
「姐御に手を煩わせるまでもなく、このわたくしめが・・・」と信長の面子を立てる秀吉。信長の曲がった機嫌を直しつつ、威厳を傷つけず自分に問題を任せてくれるよう仕向ける秀吉お上手。信長の性格を把握しているw


お米さん達に「ちゅっ」と口づけし、見事あきたこまちを当てる秀吉。

米の味というものは栽培方法や土地の気候、土質などによって変わってくるもの。
その違いが分かるということは、秀吉がそれだけお米さん達の生い立ちを理解しているということ。
よって秀吉は、米の救世主たり得る存在・・・!

余談ですがあきたこまちさんは透明感・光沢・香りに優れ、粘りが強い特徴があるらしい。・・・キスした時に良い香りがして少しねっちょりしたのかもしれません。


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解からないお芝居(アニメ)には2種類あって、わからないように描かれているもの、内容が無いものがある。
『戦国コレクション』はどっち?

内容が無くて泣いてる人がいる(視聴者)、それを慰めてくれる=物語(内容)を作ってくれる人が救世主となる(秀吉、その回の主人公)。
この案山子との件りは多分いろいろ考察されてるんだろうけど、自分は作品に置き換えて解釈しました。

蛙とドジョウ、かたつむりの小芝居「過去が未来に含まれていなければ、食材そのものに意味がない」は、これまでの戦コレで登場してきた戦国武将がこの先に出てこなければ、各回に意味はないということ。または、もっと広義的に解釈してアニメ作品そのものに対してのメタファーなのかも。過去のアニメ作品が未来に活かされて行かなければ、各作品に意味がない、と。

でも「そういうことではない」とも言っています。「見張っている瞳(見ている視聴者)がある限り、ここは煉獄ではない」
そう無意味ではないと言いつつも、「瞳は期待できない」=視聴者は期待できない、という皮肉をここで言われているのではないでしょうか?


上のような事を当てずっぽうで考えてみた自分だけど、「なんだか分からないけれど、付き合いきれないって事だけは分かったわ」と信長様に一蹴されてアリガトウゴザイマスッ


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砂漠で茶を飲む千利休。
「無意味に意味があると信じて発話だけは続けなくてはならない」もアニメの事を言っているんでしょうかね。

麦との戦争。ここの麦は、無意義、無義の言葉遊びか。
そんなことより、戦車に乗って砂漠を駆ける戦国武将という絵面が楽しいw
何だかやってる事に意味があるのか良く分からないけれど、とりあえず麦を切ってから考える戦国コレクション(信長様)


物語の一部分になって滅びる瞬間を待つお米・・・秀吉に炊かれるのを、待ってる
入手したアイテム・草鞋で火を焚き付け、はじめチョロチョロ中パッパで米を炊く秀吉。

物語を作った秀吉は救世主となり、現実世界に戻ってお米神・豊臣秀吉となって村は豊作でしたとさ。
めでたしめでたし



なんなんだ、今回の話は。
信長様の出番多いからテンションは高いはずなのに、不思議空間に飲み込まれて考えさせられてしまいました。
どこか狐につままれた気分というか、頬に付いている筈のご飯粒が見当たらなくて、どうしてもそれが取れない感じがしました。

無意味なのかもしれないけど、意味があると信じてとりあえず考えてみた今回の戦コレ8話感想でした。

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