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Fate/Zero 第24話「最後の令呪」感想

体は蟲で出来ている。

故に、生涯に意味はなく。

その体は、きっと蟲で出来ていた―
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起源弾。被弾者の魔術回路を暴走させる、あいてはしぬ

しかし、令呪を魔力源としている黒鍵なので綺礼は無傷。
きっちり切嗣対策してきてるね、綺礼。アイリの言っていたように、流石は切嗣のストーカー最大の敵といったところ。

近距離戦では綺礼に分があるけど、切嗣は固有結界を発動させての→加速世界→で2倍、3倍速になって戦闘。
そうそう、3倍モードは必須だよね。VHSテープでの録画は。
120分テープの3倍モードで360分。ちょうど1クール分アニメが入るんですよね!切嗣わかってるぅ!
引き伸ばすと何でも粗くなるもんだけど、切嗣の場合どんな副作用があるんだろうか。

倍速でシャカシャカヘイと動く切嗣をきっちり捉える綺礼。
一撃必殺の起源弾が2発も防がれちゃったけど、どうしよう。割と書くことがない
バトってる2人を見て、その凄まじさにほぅっとしておりました。

…嗚呼、話を引き伸ばせば引き伸ばすほど、自分という人間が薄っぺらいのバレちゃう記事3倍モード




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        / ぱたり \


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バサカはセイバーにやられ、雁夜は誰にも看取られずこの世を去りました。

なんて、あっけない死に方。
せめてもの救いは、男気溢れる去り際を見せたイスカンダルと同じ回に死ななかった事かな…比べられちゃ敵わん

桜の事を知り、命を賭して聖杯戦争に飛び入り参加した雁夜。
見て見ぬふりをしたまま引き伸ばす人生より、雁夜は大事な人を守るべく自らの命を捨てる方を選んだ。そりゃ時臣に対してのアレや葵さんに対してのアレがあったのは事実だけど、桜ちゃんのことを救ってあげたいという気持ちは本物だったんですよ。

それに、10年後の桜は笑っているよ?
それは他の誰かさんのおかげかもしれないけど。心からの笑顔じゃないかもしれないけど。桜が救われる可能性のある未来へ繋げられたのは、桜の代わりに蟲を受け入れた雁夜のおかげなんじゃないか。

その行動だけは間違いなんかじゃない。

決して、間違いなんかじゃないんだから




おじさん、お疲れ様・・・




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救われる数の多い方を救う切嗣。多数を取って、少数を消していく。この世から争いが絶えないかぎり、その"作業"は続いていく。
作業を続けていくとアラ不思議、残りはアイリとイリヤだけに。

聖杯は万能の願望機。
本人の知っている手段で願望を叶えるには万能だけど、本人が知りえない手段を生み出せほど全能じゃなかった。
誰にも考え付かない世界救済の仕方を、奇跡を教えてほしかった切嗣。世界中の人を亡き者にする力なんて、奇跡みたいな話だけどさ…


奇跡にすがった者の末路って、どうしていつもこうなるだい?
奇跡を待つより捨て身の努力よ!ってミサトさんが言ってたけど、努力した結果がこれかよ・・・こんなのってないよあんまりだよ。


聖杯からどばどば黒いモノが溢れてきていましたが、パンドラの箱よろしく最後に残るものがあると信じて。
切嗣にも、間違いなんかじゃなかったと言えるものが残ると信じて。

次回、ラストエクスカリバー。

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2012-06-18 01:30 | カテゴリ:Fate/Zero
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