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Fate/Zero 第25話「Fate/Zero」感想

かわいいは正義の味方。
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切嗣の3度目の命令により、セイバーは訳も分からず聖杯を破壊。
滲ませた涙が爆風とともに流れていき、セイバー無念の退場。

しかし。聖杯を破壊したけれど、消滅には至らず。
中から良くないモノがわんさか溢れ出し、辺り一面に染まる。これが世に言う「冬木大火災」
見るからに、相当な瘴気を放ってますもんね・・・触れたらジュワッと蒸発しちゃいそう。こんなん降り注いだら冬木の地は焼土と化すわ。惨状を目の当たりにし、絶望の切嗣。



そんな悲劇の中、雁夜おじさんが桜ちゃんを凛に引きあわせて2人が「雁夜おとうさん」と呼んで葵さんにも感謝されるという、心温まるエピソードが・・・

エピソードが・・・

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桜「馬鹿な人。おじい様に逆らうから」

そんなエピソード、あるわけないんですね。

前回、てっきりお亡くなりになったと思っていた雁夜さんはまだ息があったようで。しかし蟲の息だったらしく、意識がないままに"桜を救えたという幸せな夢"を見たまま蟲蔵にずり落ちて、蟲死。

・・・

桜は、今はこんなでも。
それでも雁夜の行いは間違いじゃなかったって、自分は信じてるから。


桜が10年後まで無事だったのは、雁夜の悲惨な末路を見たことで臓硯に逆らおうとしなくなった、"従順になれた"からだと思うんです。全てが壊れずに済んだ。そりゃ死ぬほど苦しくて辛い思いもしただろうし、雁夜の死で心も病んだろうけど、救われる未来に繋げられたのは雁夜のおかげだと自分は思うんです。


おじさん。おやすみなさい。


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アッーチャー!
ギル様がまだ現界していらっしゃる!全裸で。
聖杯によって(吐き戻されて)受肉したそうです。

地獄と化した冬木を見渡し、綺礼はこれが本心から望んでいたものだと知り愉悦に浸ります。こんな汚物を望んでいた自分がおかしくて仕方ない、ぶっちゃけありえない、片腹痛いといった感じ。体に穴開いているしね・・・

この世全ての悪・アンリマユの誕生を見届け、世界の破滅を見るまで綺礼は満たされないのかね。その時がくるまで、愉悦を追い求めることを誓う綺礼でした。



生き残りを探し、虚ろに彷徨う切嗣。
大災害の中、たった一人だけ。一人の生きている男児・士郎を発見する。
救われたのは士郎であり、切嗣だった―

Fate/Zero
00:00:00


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綺礼は時臣の形見であり、時臣を殺した武器・アゾット剣を凛に託します。それを大事そうに抱えて泣く凛を見て、綺礼は愉悦っちゃうんでしょうね…

葵さんは見ていて痛々しいですが、雁夜は殺人犯ではないことになって、葵は時臣の夢を見続けることが出来てしあわs・・・とは言えませんけども・・・生きていらっしゃって自分的には嬉しい誤算。



嘆きの丘で自分を呪うセイバー。
第4次聖杯戦争を終えてセイバーは、自分が王になったことが過ちだったと思い至り「ブリテンの救済」ではなく「王の選定のやり直し」を願うことになる。
聖杯が、願望機がどんなものであるかを知らずに。


士郎と暮らす切嗣。
藤ねぇ少し出ましたね。竹刀振り回してたwもっと見たいがー
切嗣の代わりに正義の味方になると約束する士郎だった―



Fate/Zero 00:00:00。そしてカウントダウンからカウントアップへ。
『Fate/stay night』の第5次聖杯戦争まで長いこと時間を数えていかなければいけないんですが、その間に切嗣死んじゃうんですよね。士郎を救えたことで救われた切嗣、願いは世界の救済から正義の味方へ。そしてその願いを士郎が受け継いでくれたことで、切嗣は安らかに息を引き取れたと思います。
最期に悟ったのは、全てを背負わずにはいられなかった己が信念の愚直さ?世界を救うなんて、たった一人で何が出来るってんだ。

切嗣は憑き物が取れたように腑抜けているように見えましたが、何もかも諦めたんじゃなく、未来に託したんだと自分は思います。



それでは『Fate/Zero』、宴の方はこれにて終了でございます。
お集まりいただいた皆様方、ありがとうございました。
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2012-06-24 07:54 | カテゴリ:Fate/Zero
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