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咲 -Saki- 阿知賀編【アニメ】 第11話「決意」感想

辿り着いた先に見えるものは。
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幾度となく先を見る能力を使う怜。そして、ついに到達する2巡先の世界。
すばらに鳴いて貰い、協力して照のツモ順を飛ばします。
気づけばすばらさんの手牌が裸単騎に(ぼっちじゃないよー

怜「出来た・・・!」

照の連続和了を止める、怜の2000・3900点+3本付けのアガり。すばらっ


そしてここで、気になっていた新道寺女子の回想が入りました。
すばら先鋒の訳は"エース合戦の先鋒戦は捨てる"というチームの方針で、耐える事のできる煌が先鋒に適任だという理由から。それを立ち聞きして凹む煌・・・ではなかった!

勝つ事は期待されてないけれど、負けない事を期待されている。
これは意味のある布陣だもんね。ぜんぜん捨て駒じゃないし!
歩のない将棋は負け将棋。耐えられる歩兵がいなくちゃ、すぐに自陣へ攻め入られて負けちゃうよ?
回想はすばら黒鋼メンタルの理由が分かり、好感度がぐーんと上昇。


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煌「分かんないっ!面白い!」

この手は高目を目指すべき?誰かの飛び終了で自分が2位に?
今の自分の置かれた状況で、最善手は何?
考え抜いても正解が分からない。なら今まで打ってきた自分の打ち方を信じるのみ。

そうだよね、面白いんだよね。相手との点差や自分の手を加味しての状況判断が。
そして自分だけじゃなく、後に控えているチームメイトの事も考える必要がある。
団体戦って、もしかしなくても超面白いんじゃないかな。

結果的には振り込んじゃう煌だけど、考えた上で自分を曲げない打ち方をしての結果なら納得できるというもの。メゲずに戦う煌の姿勢、すばらっ!

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先鋒戦はいよいよオーラス、やってきました宮永ポンポンロンさんの親番。
完全に暴風域突入。避難指示が出されてもおかしくないですね。しかしラスボスからは逃げられないのはRPGの宿命。
しかと見届けましょう、怜の最後まで。

照「ロン。7700」
・・・うっそー。振り込まない詐欺の怜が振り込んだよ。
1巡先も見えなくなった怜。体力の限界が訪れているのか・・・!


またも千里山側の回想シーンが挿入。怜のために出来ることをするチームメイト、皆で合宿、お風呂にまで入って・・・!

ぐんぐん掘り下げてきますね。それはそうと、最近はセーラさんの喋り方がお気に入りデース。そのセーラさんが、去年インハイ帰りで流した悔し涙のシーンはグッと来るものがありましたね。
学ランで顔を隠そうとする乙女チック仕草が可愛すぎるッ
でも、そうなるのがインハイ(何かが違う)

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帰りの飛行機から見える、無数の輝き。
セーラの話を聞いた怜は"らしくない"と漏らしてましたが、インハイ後の景色は怜の目にもこんなに輝いて映る。それを見せてくれた、"先"を見せてくれた仲間の存在。

そりゃ輝いて見えるに決まってます。
仲間と流した汗や涙が、輝かないわけがない。


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ちなみに、仲間と流した汗にはお風呂で流した汗も含まれます←台無し

それにしても照のド迫力ツモ描写は、ぜったい牌じゃない何かを掴みに掛かっているよ・・・
腕に巻いた旋風より、時々ピクピクと動く指が気になります。マシーンやロボット人間っぽい動き。


怜「ここから先は、皆がくれた1巡先や」

3巡先を見ようとする怜。
ダブル・2つ先の時は両目が光りましたが、トリプルは額が光って第3の目?
色素が薄く、画面いっぱいに広がる閃光と青白さが、怜が危険な領域にどれだけ踏み込んでいるのかを物語っていますね。

怜、煌、玄は誰一人欠ける事なく、荒れ狂う照を止めることができるのか―


アニメ阿知賀編は15話まであるようだけど、次で一応の最終回?
そんなんウチ嫌やー



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以前の感想で、先が見える能力は麻雀の面白味が薄れているんじゃないかと書いた自分。
今もその考えは変わりません。が、1巡先が見えても敵わない相手がいるという怜の状況は「自分の思うようにいかない麻雀」が味わえているんじゃないかな。

必死に考えて、死に物狂いでぶつかって。
それでも跳ね返されてしまう強敵。燃えるし、何よりそれが楽しいよね、麻雀って。

もっとも、怜に今を楽しむ余裕なんてないと思うけど。まさに生きるか死ぬかの世界で。
でもこの対局が終わって、仲間と一緒に全力を尽くせたと振り返ることが出来たら「インハイに来て良かった」と思える、いい思い出になる。

皆と一緒に帰りの飛行機で見る怜の景色が、光り輝くものでありますように。

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