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TARI TARI 第5話「捨てたり 捨てられなかったり」感想

一生を振り返る時、満点だと胸を張って言える人生を送れたらいいな

ちなみに減点法じゃなくて加点法を採用。
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大智と紗羽。二人とも夢に描く舞台は違えど目指すのは大舞台で晴れ舞台であり、その志の高さは同じ。夕焼けをバックに同志な二人は良い雰囲気。


晴れない霧に悩めるは和奏。
そんな折り、和奏は母親・まひるの過去を知る紗羽母から教頭も紗羽母もまひると同じ合唱部だったと聞き、またも思わぬ所に接点があることを知らされます。


『母親から何か聞いていない?』
母を知る人から口々に聞かれては複雑な表情を浮かべていた和奏。その理由は"母が話さなかった"のではなく"自分が聞かなかった"ことにあるんですね。

受験の時期ってナーバスになるもの。母の言うことに耳を傾ける余裕がなくピリピリし、反抗期ゆえに聞く態度を取ろうとしなかった和奏。それどころか母にあたる行為や言葉まで浴びせてしまった。

病気が重いとは知らなかった和奏が母を亡くして思うのは、もっと母に優しく接すれば良かった、色々聞いておけばよかったという後悔の念ばかり。母から何か聞いてないか、と言われるたび心が抉れる気持ちになったに違いないです。

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病める時も、健やかなる時も和奏と共にあったピアノ。
そのピアノを手放す決意をする和奏。

それは和奏の中から、この家からまひるが居なくなるようで寂しいけれど、音楽に挫折し母の死に胸を痛める娘の気持ちが分からない父親じゃないからピアノを片す。「そうか…」とぽつり呟く父の相槌に心がズキリ。


和奏が音楽から離れようとするのは亡き母との想い出に蓋をする行為。
それも一つの選択だけど、それってやっぱり寂しい。
「音楽=悲しくて辛いもの」のまま、和奏の傍に一生あり続けるのはまひるの本意じゃない。今の状態で音楽から離れるのは、まひるの想いにも蓋をして封じるのと同じだと思います。



和奏が独りで悩んだ末に行き着く先が明るい未来だとは思えないんですよね。和奏と共に悩んで良い化学反応を起こしてくれるのは来夏や紗羽、はたまたウィーン達なのかは分からないけれど。

今は和奏の頭上に広がる曇天の空が、いつか澄み渡る青天になりますように。

 
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2012-08-03 15:00 | カテゴリ:TARI TARI
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