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リトルバスターズ! 第10話 「空の青、海のあを」感想

お痕がよろしくってよ。
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ボールをぶつけられてしまった美魚のお尻。
なにっ、それは大変だ。早急に確認せねば!

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「こんな青アザになってしまって・・・」

「それはお尻の蒙古斑だァー!」


なんて、じょしらく展開にはならなかったぜ。
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あと1人で9人となるチーム・リトルバスターズ。
前々回のクド話で美魚と軽く話しておしり合いになった理樹は、パンの耳に誘われてチームに勧誘しようといつもの木陰へ。

手元にある本を読み、いつも地面に目を落として伏し目がちな美魚。
運動が得意で無さそうな彼女を誘おうとしている理樹だけど、そんなのは「おにぎり」か「おむすび」かくらいにどうでもいい話。
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理樹は恭介と出会って世界の明るさを知った。
恭介がそうしてくれたように、美魚を陽の当たる場所へ連れ出したい理樹。

だって、日陰は寒いから。
いつまでも日陰に居たら、心まで凍り付いてしまうかもしれないから。

ナルコレプシーという持病を抱え、世界から切り離される"寒さ"を知っている理樹だから美魚の孤独を他人事だとは思えないんだと思います。

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美魚が机に置いたはずの本が見当たらない。
教室を探して、本が見つかったら本当に嬉しい?
もしも明らかに隠されていたり、本が破かれていたりしたらどうする?

知らないでいる方が心は傷付かないで済む。全て自分の気のせいだという可能性も猫箱の中に残る。ただし、誰かの悪意かもしれないという疑念は晴れないまま。
失くしモノが見つからない方が良い事だってあるというのは、小毬シナリオでも出てきたテーマですね。


人を信じて傷付くか、他人を信じないまま心が貧しくなっていくのを黙って眺めているか。自分なら人を信じて傷付かない可能性に賭けるかな。心がジリ貧になるよりはマシに思える。
人生オリてばかりじゃ、勝負には勝てないんデスヨ?

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本を拾ってくれたクラスメイトを連れてきた来ヶ谷さん。

影に包まれた真実を照らしてみると、そこには確かな善意があった。

 
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