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リトルバスターズ! 第23話「あなたの大切なもののために」感想

それでも世界は廻っている。
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原作プレイ時と同様、頭の中で?マークが並んで唸りました。
何が起きているのか良く解からない。それでも自分らしい感想を書けばいいんだ。読み解ける範囲でいい。自分でもリトバス感想群の1つの歯車として回れるんだと信じて感想を書きます。



母の生存報告を受けて、喜びとともに不安な気持ちがぶり返すクド。結局クドは自分から母へ会いに行くという、その一歩を踏み出す事が出来ませんでした。

母に会える目前で怖気づく弱いクド。そのクドを責められる人、います?
「逃げ出すわけじゃない、待っていれば母はここにやって来る。その間に気持ちの整理をつけよう」自分がクドの立場だったら、そうやって迷う気持ちが芽生えると思います。

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また逃避しようかと迷ってしまったクドだけど、ちゃんと踏みとどまった。もう逃げないと誓ってテヴァに来たのだと思い直すクドは、リトルバスターズの皆から沢山の勇気を貰ってここに立っているんだと思うと泣けました。

しかし悲しいかな。残酷な運命の歯車は既に回っていて、小さなクドをのみこんでいくのでした。クドは反政府勢力の襲撃に遭い、囚われの身に・・・


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美魚「野球をしている時の能美さんの笑顔が好きでした」

ここの静かに話し始める美魚が良かった。普段は進んで口を開かないあの美魚が、クドの事をそんな優しい目で見ていたなんて。静かな口調と優しいBGMが相まってとても心が安らぎました。

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囚われのクドリャフカ。
鎖が痛い。帽子が沈んで気持ちも沈んで。正直、直視に耐えかねる…
でも画面から目を背けることは、自分を強く保とうとするクドを見ないで逃げるのと同じ。しっかり目を見開き、目の端に涙を浮かべてでも彼女の頑張る姿を見届けましょう。

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で、ここからロケットのようにぶっ飛んだ展開。
理樹の持っていたはずの部品(歯車)が空間転移しちゃってクドの手元へ。クドが救われる世界線に飛んだーとか、理樹の隠された能力が発動したーとか(我ながら酷い)色々と解釈できそうですが、あの歯車は目に見える物に喩えてあるだけで「実際は形の無いもの」ではないかという説をここに。

以下、理樹の語り。
「世界が巨大な時計だとしたら、どれだけ無数の名もない歯車で出来ているだろう。たとえ小さな歯車の一つでも、想い合うことで前に進んでいける。小さな積み重ねで少しずつ世界を変えて行けるはずだ」

あの歯車は抽象的な存在物であって、リトルバスターズの皆の想い。残酷な運命の歯車を狂わし世界を変える、リトルバスターズの歯車だったのではないでしょうか。


牢獄から外へと繋がっていた都合のいい水路も、クドが救われる未来に導かれたという抽象的な表現であって実際の道ではなかったと考えるのもありかな。

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頭の中には?マークが浮かんでいましたが、クドのこの表情で涙線決壊。



「クドリャフカ・ストライク・バックス(ボックスに聞こえる)」は調べたんだけど、多分「strikes back」の間違い。英語間違っているんでしょう、クドの事だからw
戻ってきた、帰ってきた、ただいま!という意味でいいと思うんですが、野球の意味で「打ち返す」と捉えてもみても面白い。反撃という意味もあって、過酷な運命に対する小さなわんこの逆襲、と深読みしてもいいですか?

前回散々に言ったチェルヌシカについては、クドへの想いが聞けて本当に良かった。ロケットペンダントの中にいるクドに救われたわ。。
 
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