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ちはやふる2 第13話「ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ」感想

いざ尋常じゃないほどに熱い勝負。
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敵陣の1字決まりを抜いて気も抜ける千早。
「かるたあるある」、だね!
このあと恵夢に連取されてしまい、1歩進んで2歩下がる千早であった―。


千早に物言いをつけられても、揉めることなく札を渡して調子を崩さない恵夢は場馴れしている。逆に、自分の目論みと外れた千早の頭の中が揉めごと状態に。慣れない事するから…
攻めかるたは強気なスタイルで札に向かって「自分は強い」と暗示をかけるもの(自分にも相手にも)だと思うので、相手の心にも攻め入るかるた。ある程度揉めてこそ、攻めがるたの真価は発揮できるんじゃなかろうか。

攻めあぐねる千早だったけど、仲間の後押しが"流れ"を作り、少しずつ調子が出てきます。風を感じた。

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恵夢「クイーンはどうでもええ。でも、この子はここで叩く」

千早の実力が、千早の熱さが恵夢を本気にさせていく。
恵夢を纏っていた天然オーラは霧散し、別の顔が現れる。恵夢の"囲い"が崩されていく。

あれだけ余裕を見せていた恵夢がいつしか周りへの声掛けを忘れて勝負に集中する様は、何か熱いモノがふつふつと湧き上がってくるのを感じるよね。


クイーンを目指し練習してきた千早と、クイーン戦を前提にしてきた恵夢。
2人ともこの1年で実力を磨き、恵夢はクイーン候補としてのプライドも培ってきた。激戦をくぐり抜け、しのぎを削ってきた2人の芯の部分に温度差なんてあり得ません。

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恵夢が掛けられている周りの期待は やっぱり相当なものだと思います。
それこそ「クイーンなんてどうでもいい」と自分に言い聞かせないとやって行けないくらい、正直しんどいと思う。

期待に応えるって行為は、終わりが見えないからしんどい。
そりゃ見事期待に応えられた時は何物にも代えがたい喜びが得られますよ。でも期待って応えれば応えるほど膨らんでいって、一体どこまでこなせば自分も相手も満足なのか分からないじゃないですか。
恵夢の場合でいうと、まず去年叶わなかったクイーン戦西日本代表。そしてクイーンの座。ここで皆の期待には応えたと言っていいでしょうけど、そのあと待っているのは防衛戦。1回目の防衛が成功すれば、2回、3回・・・
だんだんと「期待に堪える」のが辛くなっていく。そして掛けられる期待が大きければ大きいほど、応えられなかった時に失うモノも大きい。

だから期待に応え続けるのは忍耐力や勇気のいる行為だと自分は思います。
その上で妥協せずに自分を高められて、尚且つ期待にも応えられる人が本当に強い人なんだと。一体何と戦っているんだ状態。己自身とです。それにやっぱり期待されて悪い気はしないと思っちゃうのも裏のまた裏話っしょ。


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仲間の掛け声に呼応して皆を引っ張るのは自分、クイーンに挑戦するのは自分だと闘志をむき出しにする恵夢。

これ、もう完全に抜き身の真剣勝負だね。
待った"あり"のw
セイムで揉める2人のシーンは良かったです。自分の方が早かったと思い込むほど勝負に真剣だということ。今回は揉め負けた千早、こればっかりは試合で揉めて揉まれないと身に付かないですね。見知った人が相手では練習出来ないので。

千早と恵夢の戦いは次回で決着つきそう。どちらが勝つのか、団体戦の結果も合わせて目が離せません。



http://haruhiism.blogism.jp/archives/52332252.html
 
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web拍手
2013-04-07 00:49 | カテゴリ:ちはやふる2
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