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咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 第16話「軌跡」感想
 
夢の続き、続くキセキ。
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カン裏がモロ乗りする淡のダブリー。
カンされるまではただのダブリーのみだから、カンくる前に淡の和了り牌を切る事が出来ればダメージは少なくて済む。そんなに恐くない?

オーラスの打ち方から見て、淡はダブリーのみじゃ和了らない気がします。淡なら和了り牌を見逃して、カン後に自力ツモを狙う。
愛宕監督や船Qの考察力は目を見張るものがあるけど、淡の性格までは読めてないんじゃないかと。

山の角にカン材が眠っていて、その直後に和了れるとなりゃ、慢心しない方が無理かw淡の過剰なまでの自信には裏付けがあったという話。
それにしても、淡をほぼ看破したも同然の千里山はやっぱりスゴイ。そしてもっとスゴイのが、決勝戦前から淡の能力に気付いていた晴絵ですね。生ける伝説のレジェンド伝説、ここに在り。


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「体温、鼓動、呼吸・・・」
竜華が五感を研ぎ澄まし、"ゾーン"に入る。原作にはなかったシーン。
竜華の地力の高さを映像で表現できた時点で、このスペシャルエピソード最終回のアニメ化にそれはもう惜しみない拍手を。大喝采ですよ!

枕神怜ちゃんは嫌いじゃないけど、竜華自身の力量が原作だとあんまり伝わってこなかったんだよね。ダブ南落としで穏乃の和了り牌を止めた所とか、アッサリめだったから。

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深山幽谷の化身、深い山の主・高鴨穏乃。淡の支配力を減じることができたのは、山籠もりの経験が活きた穏乃の力によるもの。最後の山角が深い位置にあるとそれだけ局は長引き、山の深い場所まで踏み入れることになる。そしてそこは穏乃のテリトリー。

穏乃・・・いやシズさん、やっぱアンタが大将だ。
シズさんを大将に置いている理由は、先鋒から通してみると大将は"深い位置付け"になるから・・・なのか!?
そうだとしたら、晴絵って本当に人を見抜く力に長けているんだなぁと。もしかしたら、それが晴絵の能力なのかも。



大将戦でオーラスは試合の最深部。
淡が負けた一番の理由は慢心ではなく、穏乃の力が最も強まる局だったからなんじゃないか。
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阿知賀女子は準決勝戦を1位通過で決勝へ進出。2位通過は白糸台。
すばらっ!以外の何物でもないです。感無量です。

決勝戦大将戦を想うと・・・楽しみで仕方ない。だって決勝戦=全国大会のいっちばん深い場所ってことでしょう?同時に決勝は山の頂=嶺上でもある、と。





書きたい事はまだまだ山ほどありますが、この感想記事が結構深い位置にまで分け入って長くなってきたのでそろそろ引き時。

最後に。
こうして最終回を見終えることが出来て「"嬉しい" しかない」と言うのは嘘になるけど、いま幸せでいっぱいなのは本当。阿知賀編はこれにておしまい、だけど阿知賀の皆が紡ぐ物語が終わったじゃない。和と遊ぶまで終わらない。いや、遊んだ後も決して終わらない。皆それぞれの軌跡を描いて、ずっと続いていくんだ。


また一旦お別れですね。

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ありがとうございました!
 
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