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変態王子と笑わない猫。 第12話「変態王子と記憶の外」感想

2期よ来い。手段は、とわない。
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陽人は思い出を「忘れたい」と願ったんじゃなく、必要とする人へ「渡したい」と願ったのかぁ!
つくしには無いはずの母親との思い出がある点には結びつかなかったですわ。他にも色々と伏線回収がお見事で、最終回視聴後の見終えた感じが心地良い。

とは言え、まだウサギとかエミ編とか(拘る)、猫神や月子の表情の件は解決していないので物語はまだまだ続きますね。
2期に期待ってことで・・・っと、感想を締め括るにはまだ早い。



10話の感想で書きましたが、最終話で繋げていると思われる描写がありました。
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バスの黄色点滅ランプ(黄色信号)から

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月子と陽人の「過去を確かめたい、思い出したい」という願いで過去へ。

赤色は危険な状態を示すシグナルであるのと同時に、本編の時間進行も赤信号の"止まれ"


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そして最終話、陽人が自分の願いに気づき現代へ戻るシーン。
青色は危機を脱した状態で安全を示すシグナル。

そして、青信号により止まっていた本編の時間進行は再開。
このまま2人の仲も進んでよしって事ですね。



これは偶然じゃない Fanta Future!
まぁただの妄想かもしれませんが。合っていたらいいなぁ。アニメってこういう表現できるから良いよね。ラノベや漫画には出来ない表現が出来る、それがアニメの魅力。

色以外にも、音とか、台詞と台詞の間だとかね。表現方法が豊富なのは、それだけ可能性が膨らむという事。
何が言いたいのかって、この作品を振り返ってみるとアニメとしての魅力が沢山詰まっていたなぁという話。小倉唯の演技とか。駆けるロリ月子「ごはー(ご飯)わぁーわー」とか最高でした。


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記憶が思い出に変わった瞬間、思い出は誰かの元へと旅立つ・・・
こう書くと何だかロマンティックな感じですが、これが未来永劫続くのは堪らないですね。貯まらない・蓄えられない、記憶の外へ行ってしまう自分の思い出。
これはもう某efみたく、記憶を記録するしかない!


時折陽人の行動が薄っぺらく感じられたのは、片っ端から思い出を忘れていくからであって、人としての厚みがないからなのかも(酷い言い方)
陽人に悪気は無いのに。なんかとてつもなく可哀想になってきた。

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思い出が忘れ去られて辛いのは、忘れた側より忘れられた側。
陽人の場合、忘れたというより欠落しちゃっているので、忘れたことをいくら謝っても空しさが残ります。月子は行き場のない感情をどこへ向ければいいのか。
月子の感情を本当の意味では解かってあげられない辛さ、を考えると忘れた側もやっぱり辛いですね。





取り戻すしかありません。思い出も、感情も。

2人とも未成年だから、クーリングオフ(願いキャンセル)出来るはず。
あ、もしかして期限すぎてます?

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『お客さーん、10年前の注文は流石にねぇ~ちょっと、ねぇ?』

白い悪魔は悪徳契約セールスマン。
そもそもウサギなのに猫神って時点で詐欺だ。

果たして陽人が勝訴できる日(2期)は、やって来るのか。乞うご期待。



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