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たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第7話「ついに、みんなで来たよ!なので」感想
 
線香花火の思い出。
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ぺかーっ!
スイッチが入ってにじり寄る質問魔。
ちひろの友達・ともちゃん100%笑顔かわいい。

ということで、さよみ姉のあぐれっしぶな運転で汐入へやってきたフウニョン御一行様。

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汐入に来てから写真を撮ろうとしない楓。
理由は、シャッターを切れば思い出が堰を切って溢れ出てしまうかもしれないから。

写真を撮ることで忘れていた思い出を、ふと思い出すこともあるでしょう。
引き出しに仕舞って忘れていた物を見つけた時、懐かしさのあまり胸をつかれる感覚。見つけた物が思い入れのある物ほど、受ける影響は大きかったりします。
ずっと前から自分の物で、今の自分を形成している一部のはずなのに、そこでまた影響を与えられるって不思議な話だね。


思い出は確かに自分の中にあるんだけど、それを思い出した時に自分がどんな気持ちになるのか分からない。安堵するかもしれないし、悲しい気持ちになるかもしれない。
そう考えると躊躇してしまうのも無理ないです。

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しかし別段写真を撮らなくても、散策していれば遠い日の記憶は自然に思い浮かんでくるという話で。

カメラのレンズに反射する光と線香花火の灯り。
それが和馬の構えるカメラに重なり、思い出がフラッシュバックする。
挿入歌の相乗効果は抜群。涙が滲むのは、きっと眩しすぎるせいだ。



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昔と同じ場所で写真を撮る。
楓が写真を撮らなかったのは、昔の思い出が今に上書きされて消えてしまわないか、不安な気持ちがあったからではないかとも思っています。

竹原と汐入のどちらが上とか考えたくない。
「今と昔、竹原と汐入」じゃなくて「今も昔も、竹原も汐入も」なんだ。


写真は一瞬を切り取るものだけど、写真に込められた想いは続いていて、昔から今へと繋がっている。今シャッターを切ることは、その想いに区切りを付けることでも繋がりを切ることでもない。

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今も昔も、そしてこれからも。
大切な思い出に、想いを積み重ねて続いていくのが写真という宝物なのだと思いました。

 
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