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人間、追い込まれないと中々本音が出てこない生き物でして。
藍里を切り捨てて進むか、全員お払い箱か。キッツイ選択肢を前に本音とともにボロが出始めるWUGの皆。


グループなのだから仲良くしないといけない。
そんな意識があって、言いたい事があっても触れなかったり踏み込まなかったりした部分があったんでしょうね。(菜々美はこれまでも言いたいことを言っていたんだけどw)
それは表面上の付き合いって言うには言い過ぎで、大きな波風は立てないよう自分達なりの思いやりを持って周囲に接してきた結果なのだと思う。

藍里や佳乃の苦悩、明かされていない真夢の過去など。
そういった皆が抱えている不安がぎこちなさとなって、本番のステージで出てしまっている。要するに、失敗や傷つく事を恐れるあまり思い切って言動・パフォーマンスが出来ていない状況なんですよね。
早坂はWUGメンバーの"踏み込みの甘さ"に気付き、藍里の件を絡めて一石を投じた。
あと早坂は「全員クビ」とは言ったけど「グループ解散」とは言っていないんだよなぁ。
藍里を切らず全員クビになった後に、7人でグループ活動を続けようと思えば続けられる。そのくらいの意気でグループが一丸になって欲しい、という思いもあったのかもしれません。


アイドルを楽しんじゃっていた藍里。
その事自体は別に悪いわけではないのだけれど、自分が楽しむ側へ偏りすぎた場合、結果として楽しめなくなるのだと思う。
他人に楽しんで貰えたら自分も楽しいです。自分が楽しむ為にも人に楽しんで貰いたい、その気持ちを疎かにしては上手くいかないものだと思ってます。
藍里が心情を吐露する場面は胸を突かれましたね。
優れた集団の中にいるだけで、自分もそうであると勘違いしちゃう。あるねぇ、あるある。
でもさ、その勘違いに気付けただけで、成長の一歩を踏み出せるスタートラインに立ったのと同義なんだ。後ヅケだっていいじゃないか。勘違いを本当にするよう努力を積み重ねていけば、本物にはなれないかもしれないけれど、今よりかは絶対近づけるはず。そう信じていれば苦しい状況でも進めるし、楽しめる。劣等感まみれでいるのは良くないと思うっす。


自分を卑下していた藍里だけれど、真夢から見れば藍里は輝いていたわけで。藍里に過去の自分を重ねて見ていた真夢は大いに励まされた事でしょう。輝いている藍里を見て、再び自分もそうありたいと。

『辞めるのは、やる事を全部やってからでも遅くはない』と、藍里に叱咤した佳乃。これ、佳乃自身のリーダーに対する心情の吐露だから、藍里の心に響いたのだろうなぁと。
藍里が戻って来なければ、佳乃はリーダーとしてまた何も出来ないまま終わってしまう。
佳乃はリーダーとして必死にやる事をやろうとしていて、もしこれで駄目なら佳乃はもうリーダーもWUGも辞めるつもりで気持ちをぶつけたんじゃないかな。
佳乃の台詞ひとつひとつが、自分に言い聞かせていたように思えてならなかったです。

そんな佳乃の気持ちを察して顔を上げられる藍里は、やっぱり優しい子だなって思いました。
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グループ・WUG
今日これからが私たちのはじまり
早坂さんバンザイ^^
腐った蜜柑は二次元に沈む 2014/03/09 Sun 14:11
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