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龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 第4話「夢とか野望とか否定とか憧れとか」感想
 
杖TUEEE!!
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天災ちゃん、キャラ違くない?
と、様子がおかしい天災は全てお見通しの上でのカマかけでした。

さらに、怪盗団「祭」の関係者である重護が自分を遠ざけるための策を講じたのだと知っていても、あえてそれに乗っかった。
どうしてか?正体を知られたくない重護を気遣う優しさなのか、それとも最初から重護が怪盗団「祭」と組んで動くと想定していたのか。体よく取引現場から離れて、一斉摘発()の準備を進めたとか。

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あと天災は杖の回数制限の事まで知っていて、杖の効力が無くなるまで重護に使わせたのかなぁと。そして自分は被害を被らずに杖を回収することが出来る、という見事な手腕w
天災は一鶴春秋と繋がっていたので、杖の事は知っていたというのはありそうです。
天災はどこまでも切れるお人なので、いっつも自分の予想を裏切ってくれるので楽しいっす。


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「俺の正体を知られたくないと思っただけ」
これ、重護は天災に祭関係者であることを知られたくないという外面の話と、地の自分を知られたくないという内面の話でもあるよね。一心を前にした重護は思い切り本性を出していましたが、天災にそれを見られたくなかったのでしょう。「名探偵」という真っ直ぐな夢を持ち続けている天災には、とうに夢を捨てて薄汚れてしまった自分を見せたくなかった。

明かりの届かない真っ黒の暗闇へ移動していく重護。
表の顔から裏の顔へ移ろっていく描写にはぞくっとしました。


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名探偵に世界征服。今時そんな夢を語るなんてばかげている。現実世界に希望なんてものはなく、自分の将来や世の中の未来は暗澹としているものだ。
自分の限界を決めてしまって何者にもなれないことを知っている重護は、夢を語るヤツが嫌いなのだけど、まだどこかで夢や希望なんかを信じたい自分がいるのでしょうね。

一心を殴れなかったのは、夢を語る一心に過去の自分の姿を重ねたからで、嫌いだけどそれを否定したくない思いがあるのだと思います。


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第2話の重護の携帯が震えた件はアラームでしたか←誘導尋問とか言ったやつww
でも震えた理由がアラームを設定していたとは答えられない重護だったので、裏を取ったといえばそうなるのか。ある意味誘導尋問、引っかけのような気もします。


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重護が他人のことを好きになって、その子のために全てを失う事になっても何かを成し遂げたいと思える日はくるのか。

重護のことを丸っきり信用して疑うことをしない七々々。
"いい人"である重護への信頼の現れもあるのだろうけど、既に死んでいて(一度仲間に裏切られてもいる)失うものが何もないから疑うことをしない、という彼女の事情を想うと少し悲しい気持ちになりました。

 
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