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『異能バトルは日常系のなかで』アニメEDメイキング本 感想
 
先日のコミケで入手した『異能バトルは日常系のなかで』のED本「ANINABE WORKS vol.1」の内容とエンディング語りが面白すぎたので、紹介したい気持ちを抑えられず記事投稿。
 

■はじめに

こちらの本はEDアニメの絵コンテ・原画・作画監督を担当された渡邉祐記さんと、ED制作担当で制作進行(2話、4話担当)をやられた竹内雅人さんが企画されたEDアニメのメイキング本です。

異能アニメのEDは大好きなエンディングのひとつで、年末恒例企画の「2014年TVアニメ ED10選」で個人的に選ばせて貰ったほど。
繰り返し見まくって分かった気になっていたのですが、自分の想像以上の盛り込み具合に感激したので、それについて触れたいと思います。



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■エンディングのモチーフは「円」

ルーレット盤が丸いことや、カメラワークでぐるっと回ったりキャラが回ったりしていたので、これはまあ察しの通り。

円をモチーフにした理由については、恋愛ゲームのルーレット(選ばれるのは1人)という意味合いと、その逆で安藤が大切にしている「仲間の輪」を意識したとのこと。円満の円、調和の輪ですね。
多角関係だと矢印が向くものだけれど、安藤からは誰にも矢印が向いていないため円にしたそうです。

また、モチーフが「相反する2つの意味を内包している」という点が実に中二病っぽく、作品のテーマに沿っていて良いです(これは本の記載でなく自己解釈)
スタッフクレジットの配置も円を意識しているんじゃないかなー、とか。
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ちなみに、このED本の表紙も円を囲むようにキャラが配置されています。
鳩子と灯代は位置・向きが対の配置になっていて、本編の関係性を示しています。攻めと守りを意識したポージング。
表紙ひとつ取ってみても、意図が込められているなぁって思います。



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■安藤+女性キャラのカットは、各人の安藤との関係を示す

・鳩子
鳩子は安藤の隣りに並んでいて近い存在なんだけど、近すぎて上手く行かない⇒誤って異能で燃やしてしまう

・灯代
安藤とは一番気が合う灯代⇒中二っぽいポーズを安藤と一緒になってビシィ!

・千冬
千冬は近すぎて(妹みたいな感覚で)意識されていない⇒安藤の上に乗っかっている。原作にある馬乗り(豚乗り)カット

・彩弓
恋愛ポジ的に安藤から遠い彩弓さん⇒安藤とは距離があり、背中越しで見やるカット

・工藤
工藤さんは恋愛レース的に脱落者なので、安藤がいないカットらしい。泣いた。

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部室のカメラ固定シーンは、安藤を待っている各女性キャラという構図。向かいの机に置かれたカバンが安藤のもので、椅子の側などに置かれているカバンが彼女達のもの。

工藤さんだけ自分のカバンがないのは、「安藤と2人一緒になって帰れない」からみたい。
咽び泣いた。



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あとED初っ端のルーレットを回している手は相模らしく、これは「作品は視聴者がいないと始まらない」という意味があるそうで、観察役である相模の役どころに嵌めたもの。
「文芸部外の人間にルーレットを回してもらって最初の椅子取りゲームが始まる」、という作りになっているそうな。
外的要因(工藤や相模)が加わることで、文芸部のみんなの仲が進展を始めた本編を思わせて上手いなと思いました。




以上、EDについてのアレコレを2人の対談とイラストコメントから拾いました。


■おわりに

「アニメにおける描写・演出には全て意味がある」は請売りなのですが、今回のEDはまさにそう。
まあアニメの中には意味のない描写もあるにはあるのですが、「意味がないという意味」があります。という屁理屈を並べてみる。
これからもアニメを視聴するうえで、引っ掛かった部分は注意深く見ていこうと思いました。


渡邉さんと竹内さんは同い年(1989年生まれ)で、25歳の若手タッグが主体になってEDを制作されたというのだから驚きです。
当然周りのフォローあってこそ出来上がった作品ですが、メイキングを読むとプロデューサーから制作を任された竹内さんが動いて、渡邉さんと作り上げていく様子がありありと浮かんできて本当に素晴らしいなぁと。

原作者の望公太先生も1989年生まれなので、これまた驚きました。不思議な縁ですよね。
「円は縁」ということで、この記事を結ばせていただきます。

良いモノをありがとうございました!



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■おまけ

渡邉さんは2話の浮ついた工藤さんの原画や、4話の上機嫌に服を脱ぐ安藤のラフ原なども担当されています。
ここすっごい好き。
これからBD1巻開封して本編見返してきます。
 
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