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冴えない彼女の育てかた 第5話「すれ違いのデートイベント」感想

何度か見返したんだけど、何度見返しても恵さんは可愛いかったです。
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3次元がアウェーで、2次元がホーム。

アウェーは「敵地」を指して使いますが、本来の意味合いから「自分にとって居心地が悪い場所、場違いな雰囲気」を指して用いられます。
つまり倫也にとって3次元=アウェーであり、居心地が悪い場所だと思っている。自分はネットの住人であり、リアルは場違いであると。


英梨々が言ったように、アウェーでは引き分け狙いでやり過ごせば良く、その分ホームで暴れてやればいい。アウェーでは戦えないからホームで勝ちにいくスタイル。

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倫也も英梨々と同じ考えで、オタクのフィールドでやれば上手く行くと思ったからこそゲーム制作という自分側の世界(ホーム)で恋愛ゲームを作ろうとしたのだと思う。

だけど、それが中々上手くいかない。
それもそのはず、2次と3次の間は大きな次元の壁があるのだから。
無理やり移植しようとしても、ハードの違いでエラーが起こってしまうのは至極当然の話。


移植にはそれなりの変換作業が必要な訳です。
そのまま当て嵌めようとするから、おかしい事になる。おかしい人になる。
2次元と3次元は別物だと念頭に置いて、それぞれで起こった要素をハードに見合ってコンバート出来れば良いんですよね。

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例えば自分なんかはアニメに出てきた飲食物を買ってみたり、モデルになった舞台を訪れてみたりする等して楽しんでいます。アニメと現実を丸っきり別物として扱わず、自分の行動なんかに少し取り入れてみると楽しくなってくるものです。

最初はリア充ばかりのバーゲンに嫌気が差していた倫也だけど、コミケと同じやり方を取り入れてみることで楽しくなってきてましたよね。


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倫也はこのショッピングで、ホーム用の知識でも使い方によってはアウェーに通用すると気付けたのだと思う。

アウェーでは戦えない、なんてことは無かった。
やり方次第でアウェーでも充分勝ちにいける、と。


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倫也が恵(3次元)に対して抱いていたモヤッとした恋愛感情が、少し形になってきたんじゃないかなと思います。
で、踏ん切り付いたしゲーム制作はやめて、そのまま3次元の方で恵の個別ルートに入っちゃいますか?

いやいやいや、ゲーム制作も勿論がんばりますよ。
言ったでしょ?アウェー「でも」と。

ホームでも勝ちにいく、それが安芸倫也の選んだ選択肢なのであった。

 
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