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話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選
2017年総決算だよ、全員集合ゥ!

ACCA13区監察課
第8話「翼を広げた王女と友のつとめ」
任務という位置付けではあるものの、シュネーとその家族がニーノ達にとって大切な存在であることには変わりない。大切な人を見守ることのできる幸せが、彼らを通して随所に感じられる。そんな優しい雰囲気に包まれた第8話がとても素敵で、ニーノ父の物語風に語り聞かせる大仰な報告や、淡い陽だまりのような配色で描かれる光景がより一層の幸福感を演出していて、過ぎた日々への追想に心が強く惹かれるんですよね。

メイドインアビス
第10話「毒と呪い」
正視に耐えないオブザイヤー。激痛に悶え苦しむ声にならない声、血の匂いを嗅ぎとり寄ってくる蟲は近付いてくる死そのもの。無情で残酷な描写が徹底していて、居た堪れない気持ちに苛まれる。10選記事を書くにあたり意を決して視聴しましたが、やはりこの視聴負荷は度し難い。そして、何度見てもナナチが神様に思えます。ありがとナナチ・・・

うらら迷路帖
第6話「恋と追跡、時々よーしよしよし」
狐憑きとなった紺と、それを手懐ける千矢の掛け合いがテンポ良くてお気に入り。
コックリさんのミステリアスな雰囲気を醸したり、千矢の「よーしよしよし」に骨抜きにされたりと、忙しい役柄を演じ分けていた本渡楓さんの演技が光っていました。でこちゅーはロマンスの輝き。
謝る時はお腹を出すと教わってきた千矢が、友達を助けたいという思いから礼儀をもってコックリさんに謝罪。千矢なりの誠意や成長が垣間見えるエピソードでもあったかと思います。

この素晴らしい世界に祝福を!2
第4話「この貴族の令嬢に良縁を!」
溜めに溜めた変態性を解き放つ、ダクネス渾身のはっちゃけぶりに圧倒されます。
だけど4話で一番気に入っているのは、アクアが池の鯉を集める脈絡のないシーン。多芸に秀でたオールマイティ女神・アクアさんが魅せてくれた"おちゃめ機能"のひとつに、笑いが止まりませんでした。
このすばの魅力は、自然体で飾らない作風だったり、意図的に崩された作画や表情芝居から成るキャラ造形だと思っているので、それが全面に感じられる4話はとてもお気に入りです。

宝石の国
第4話「魂・肉・骨」
フォスとナメクジのコントがひたすら楽しくて、目を細めて穏やかな心境になっていた所へぶち込まれるラストインパクト。王の裏切りにショックはあったものの、憐憫の情が湧いてきて切ない気持ちに。ほんの少しの出番で、こんなにも心を掴まれている自分がいて驚きました。
この後も続きが気になる幕引きの連続で、再三にわたって度肝を抜かれることになりますが、宝石の国という作品の魅力に惹きつけられた最初の掴みだったので印象深いです。

冴えない彼女の育てかた♭
第9話「卒業式と超展開」
恵にようやくスポットライトが当たる第8話がじわりと染み入る良エピソードで、個人的な好みの傾向からすると8話を選ぶところなんですが・・・
容赦なく言葉の暴力を浴びせかける紅坂朱音様には、逆らえませんでした。とにかく彼女の恫喝が恐すぎて、冴えカノ♭の作品イメージがそっくり挿げ替えられるくらいに強烈。

小林さんちのメイドラゴン
第7話「夏の定番!(ぶっちゃけテコ入れ回ですね)」
好意的に描かれるコミケを通じて、人生観・価値観について考えさせられる第7話。トールがいた世界観や家族観も踏まえて掘り下げられる内容と、小林さんの大人な人生観にしばしば首肯させられます。
トールが小林さんとの共生を"今この瞬間の、この場所にしかないもの"として尊ぶ気持ちが解かるように、異なる種族だから通じ合えないとは限らない。同じ会場・別々のサークルで参加している滝谷とファフニールや、コスプレと称し本来の姿で会場に紛れ込む異形の者。各所で異種間の共存の形を表わす回だったと思います。
コミケ自体、いろいろな趣味を持った人が集まって異趣間コミュニケーションできるイベントなので、コミケ回であることの意味を感じさせました。

徒然チルドレン
第4話「ラブコメディ」
徒然チルドレンはどの話数も良くて選ぶのに大変迷うのですが、好きなペアが揃っていて且つネタも面白い4話で。照れ隠しで芝居を打つ千秋と香奈の2人が面白すぎて、最大級に顔がにやけます。恋愛の駆け引きとはまだ呼べない、甘酸っぱく瑞々しい恋の味。いや、ホントどいつもこいつももどかしいw
現時点でアニメ収録のメディアがコミック特装版に付いてくるDVDしか無いので、今後ブルーレイBOXで発売してくれることを希望します(買います)

ひなろじ ~from Luck & Logic~
第4話「恩を花で返す」
サプライズパジャマパーティーお泊り回。ありがとうを貰って、ありがとうを返す夕子先輩の人柄の良さというか懐の広さが、先輩想いの後輩達と心地良い空間を生み出している。ひなろじは癒し。
ちょっとした人助けのためにトランスする話の展開が、ロジカリストの物語として寄り道をしながら学ぶ『ひなろじ』らしさが出ていて良いなと。サブタイの嵌まり具合も気に入っているエピソードで、視聴後感が好感触の1本です。

フレームアームズ・ガール
第8話「決起集会/秋に呼ばれて…」
おつかいレース、花火大会、肝試し、隠れんぼ、高校生サイズのFAガールズ、鍋、銭湯で戦闘。。公式の各話あらすじを振り返るだけで、止め処なく思い出が溢れてくるフレームアームズ・ガールが大好きです。
8話では決起集会で余興を披露し、各々の方法で轟雷を楽しませて激励の言葉を贈る。この激励がなんとも温かく、轟雷の事を分かった上でのアドバイスや思い遣りが伝わってきて、いつもはおちゃらけているFAガールズ同士の仲間意識に深い絆を感じました。Bパートは少し不思議でハートフルなどんぐりの話。見所が沢山あって、幅広い楽しみ方ができる作品でした。
以上、今年もありがとうございました!
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話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選
話数単位の選出記事は去年に続いて二度目の試み。
今年もやっぱり無駄に長いですがこれが年内最後の記事!
日刊アニログ 2017/12/30 Sat 20:14
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